2013-06-21 第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号
後ろから一枚目をめくっていただきますと年表が掲載してありますが、民生委員制度は、大正時代の済世顧問制度、方面委員制度に遡ること九十五年に及ぶ歴史を持っております。 恐縮ですが、二ページに戻っていただきますと、民生委員の性格、位置付け等を記載しております。民生委員は厚生労働大臣の委嘱によるものであり、全国の委員はそれを誇りとして強い使命感を持って活動に当たっております。
後ろから一枚目をめくっていただきますと年表が掲載してありますが、民生委員制度は、大正時代の済世顧問制度、方面委員制度に遡ること九十五年に及ぶ歴史を持っております。 恐縮ですが、二ページに戻っていただきますと、民生委員の性格、位置付け等を記載しております。民生委員は厚生労働大臣の委嘱によるものであり、全国の委員はそれを誇りとして強い使命感を持って活動に当たっております。
福祉の現場におきましては方面委員さんといって、今の民生委員でございますが、民間篤志家の方々が知事から任命されまして活躍して、特に貧困の方に対するお金の給付とかいろいろ御相談に乗っていた。あわせて、施設におきましては民間社会事業家と言われる篤志家たちがやっていたということで、しっかりした資格制度が特段あったわけじゃございません。
これは、実は戦前の方面委員とか済世顧問制度という民生委員の前身はみんな県知事がやっていたんですね。これを保護司と同じように大臣のところに持っていっちゃったんで、私はこれは時代錯誤じゃないかと思っています。これからは地方の時代だから地方で決める。
それから、民生委員のお話がございましたが、御案内のように昔方面委員と言い、現在民生委員と言っておりますが、全国に約十六万人おるわけでございます。大きな仕事は、何と申しましても生活保護者の状況をどういうふうにやるか、あるいは母子家庭についていろんな手厚いことをやっておりますが、その状況をしっかり把握して措置権者にそれを連絡し、的確な認定をするというためにあるわけでございます。
しかしながら、劈頭に述べましたように、一般の人と肩を並べて何でもおやりになることが基本でありますから、そういう点を考えて検討するわけでありますが、これは事務当局の検討だけではなりませんので、やはり関係方面、委員会あるいは審議会等の御意見等も承ってやらなきゃならぬと考えておりますので、しばらく御猶予願いたいと考えます。
各事業所等で、そういう注意を今後さらにしてもらうようにいたしたい、そうしてまた、注意はしたけれども、まあいいといってほったらかしておいたという方が、さあ病気になったという場合に、そういう方が何ぼあるかということをさがして回るということは、なかなかたいへんなことでありますから、そういう方があれば、これはいろいろ方面委員なりまたそういった相談所等もございますので、そこへ行っていただければ親切に指導するように
あくまでも私個人の考え方でありますが、たとえば児童につきましても、私どもが覚えておりますことは、今日の児童委員の制度の前には方面委員と言っておったように思います。
もちろん方面委員にしても、毎日その業務に専念しておるわけではないわけでございますし、また、各種の審議会の委員等も、内容を見ますと、審議会の内容によっては非常にひまどりをしていただく、また審議をしていただいて仕事をしていただく内容の審議会もありますけれども、審議会によっては一年に三回か四回、ひとつの義理のような形で招集がされて、そうして全く形式的な審議をされる程度のものもあるわけなのです。
さらに青少年の健全育成という観点から、現在民生委員と児童委員は同一人が兼務することになっているが、かつて民生委員を方面委員と称した当時と違い、青少年の問題が大きな世論をかもす一方、児童福祉関係の仕事も多くなっている現状から見て、一人の民生委員が児童委員を兼ねるのは不適当と思うがどうか、との質疑がありましたが、これに対しては、神田厚生大臣並びに政府委員から、児童は家庭の一員だという立場から民生委員を児童委員
ただ、従来民生委員が主として、方面委員時代からの伝統がございまして、困窮家庭を主体にして仕事をしておったわけでございます。
それからなお、これと同じような問題が、いわゆる方面委員的の個人にお願いするという問題でありますが、これもきわめて必要であると思って、来年度予算にその関係経費の要求をしたのでありますが、残念ながら、その予算が認められませんので、さらにこういうふうな努力を続けて、何とか方面委員的なものを予算的にもやれるというようなことをしたいと思っております。
それからもう一点は、さっきお話のありました方面委員的なものを設けて、そうして大いに下請代金支払い遅延を阻止しようという構想であったけれども、予算が通らなかったというお話でありますが、今後ぜひともその予算を、しかも強力に執行できるような予算をおとりになるように念願するのでありますが、これについての御意見、この三点を伺っておきたい。
それから第三の方面委員的なものでありますが、これは私どもといたしましても、非常に必要なことであって、これによって支払遅延防止法の趣旨を徹底し、施行を円滑にするというのに、非常に有力な方法だと思っておったのです。それで、予算を要求したのでありますけれども、残念ながら認められなかったけれども、決してわれわれとしてはあきらめたのじゃなくて、さらにこういうような方面委員制度の実現に努力したいと思います。
○政府委員(内藤誉三郎君) この基準が今日明確になっていないのでございまして、それだけに準要保護児童という特殊なワクがございますので、収入の面からだけでもいきませんので、結局福祉事務所の所長なりあるいは方面委員の方々が協議されて、ほんとうに生活上困っている者を対象にされる。
で、確かにこの民生委員に要する費用を十分に出せばいいのではないかと思いますし、あるいはまた今山本委員がおっしゃる通り、出すべきものは、はっきり出してやった方がいろいろな弊害がないじゃないかということはその通り考えておるのでありますが、その当初の建前があくまでこれが方面委員のときから始まりまして、四十年もたっておる制度でございますけれども、民間の篤志家の自主的な活動だということになっておるものでございますから
あなた方の考え方が少し筋が通っておらないというふうに、私だけの考え方かもしれませんけれども、そういうふうに感じるから言うので、何も各方面委員会のそれをやめてしまえとか、そんなことを言っているのじゃない。むしろ、私は今まであったその精神でやったらいいじゃないかということを根底の考え方として申し上げている。
○鈴木壽君 お話からは、積極的に従来の五つの方面委員会のうち、一つ札幌地方のそれを廃止しなきゃいけないという積極的な理由は、今私は聞かれなかったと思うわけですが、それは空気としてどうも重複するような感じを持ったり、要らぬじゃないか、あるいは人員の経済的な使い方等からして、なくした方がかえっていいのじゃないかというような今のお話からだけでは、私はやはりこういう一つの組織の問題は、そういうことももちろん
それじゃ地元で、大きな県で二つのやはり方面本部なり、方面委員会なりほしいと言うと、あなた方オーケーと言って提案しますか。
これらの資料は、公判の証拠調べにおきましては十分に資料が出ませんので、調査官が一々出かけていって、近隣や関係者や方面委員等について調査をして、その報告書を出す。その報告書に基きまして、その報告書を法廷に提出いたしまして、被告人、弁護人、検察側の反証をあげる機会を十分に与えた上で、その資料を判断の資料にするということが最も適切であるわけでございます。
調査官が一々出かけて行って近隣の者や関係者、あるいは方面委員というようなものについて調査をしてこそ、正確、確実な資料が豊富に集まるわけでございます。専門的な調査官の調査というものが、科学的な豊富な的確な資料というものが、裁判をする上に非常に必要になってくるわけでございます。
一体反省の実がなかったということは、さっき井手委員の質問に対しては、いろいろ県会方面、委員会方面、知事方面に集団的に、おれたちのやったことは正常だというのでいろいろ陳情しておる、こうおっしゃったのであります。そういうことが反省の色がない、こうおっしゃると、私はもってのほかだと思う。
それから民生委員と児童委員の活動でございますが、民生委員と児童委員といわばうらはらになっておりますし、両方それぞれ仕事があるわけでございますが、実際問題としましてはいわゆる方面委員時代からその方面の仕事がずっと主流をなしてきた関係上、当初におきましてはいわゆる児童委員としての仕事が十分活発でなかったのではないかと疑われる節ももちろんこれはなきにしもあらずと思いますが近時児童の問題でありますとか、あるいは
だから、その家族たちが、今非常に困っている状態に置かれているので、実は、警察の司法主任及び次席に会ったときにも、何かこの家族について考慮を払ってもらえないか、たとえば警察から町の方面委員に話し、あるいは町かのら保護方法でもないのか、こういうことの話も実はしてきておるのですが、それも今日に至って講じていないそうです。
私のまあうろ覚えの記憶では、戦前の民生委員制度におきましては、いわゆる方面委員の時代の方面精神と申しまして、むしろそういったことがなかった。